暖かくなったとはいえ、薄着をするとは・・・
お前は風邪を引きたいのか?
まったく、ほらこれでも着ておけ。
【ジャージを渡される】
いいか、動くなよ。そこで待っておけ。
【部室へと駆けていった】
・・・待つこと3分・・・
待たせたな。何をボケッと立っているんだ。
なに?桜を見ていた?…ん、あぁ。綺麗だな。
・・・あーその、だな。どうだ。
これから用がないのだったら、うちの桜を見ながら花見でもせんか?
真田弦一郎
おい。今から一護たちと花見をするんだが、お前も来るか?
なんだよ、その覇気のない返事は。来いよ。副隊長命令だ。
横暴だぁ?知ったことか。おら、さっさと準備しとけよ。
迎えに行くからな。外にいろ。
【電話が一方的に切られる】
・・・待つこと3分・・・
おーいたいた。よし、いくぞ。
何持っているんだって?これは鯛焼きだ。
【花見に鯛焼きーと言う貴女に】
ばっ、馬鹿!花見には鯛焼きだろ。鯛焼きはいいぞーこの鯛焼きはなぁー。
今日の朝早くから並んで買ってきた限定50個の鯛焼きなんだ。
【力説する恋次をおいて、宴会中の一護たちのもとへ】
おい。こら!副隊長の話は最後まで聞けよ!!!
阿散井恋次
どうだ!これこそ風流だ。そう思わないか?
【隣にいる貴女に聞く】
なんだ、なぜそんなに不機嫌なんだ。
仕方がない、そんな心の伴侶のために一曲。
ペロリろほーラリホりぺろ〜♪ピロッ
なにをする心の伴侶。
【笛を取り上げた貴女を見る】
ここに来た理由?もちろん花見だ。
高いところから見る桜はまさに風流だったから心の伴侶に見せたかったのだ。
【急に懐をごそごそと漁くりだす、そして身構える貴女をギュッと抱きしめて】
よし、これが一番だな。これでお揃いだ。心の伴侶。
【頭の桜を指しながら言う。貴女の髪には桜のかんざしが】
愚兄其の四に手を出されないよう、それをつけるのだ。
藍龍蓮