「明けましておめでとう。」
「おめでとうなのだ。」
「えーっと、今日は新年企画『新年のご挨拶〜行ってみる?あの家、この家、お宅訪問〜』紫家編です。」
「うむ。それでなにをすればいいのだ?」
「質問に答えてくれれば良いわよ。」
「わかったのだ。」
「それじゃー今年の抱負について話してくれる?」
「抱負・・・まじめにか?」
「は?・・・劉輝の答えで良いわよ。」
「なら、秀麗のご飯が食べたい。嫁にも来てほしい。兄上とも話したい。」
「多いわね。」
「うっ、すまぬのだ。」
「謝らなくていいわよ。嫁は無理だと思うけどご飯は頼んでみたら?」
「うう、しかし。」
「ほら、新年の祝いもかねてさ。」
「うむ。それはいいかもしれぬ。」
「じゃー頑張ってね。」
いそいそと文を書き始める劉輝を尻目に次の家へ足を進める。