「起きているか?」
「あぁ。」
「なぁ、最近さ。」
「あぁ、闇が近いな。」
「ヴォルデモードか?」
「かもしれん。しかし、今来たとしてもヴォルデモードはどうしようもない。」
「が目覚めてないもんな。」
「そうだ。自身が望まぬ限り発動しない。」
「なら、安心だな。」
「そうとも言えん。主人は内に入れたものを傷付けられると見境ないからな。」
「そーいや、お前が捕まった時も乗り込んで行ったし。」
「あぁ。」
「ホグワーツでは大丈夫かな?」
「さぁな。ただ、生徒に見つかるわけにはいかないな。」
「スリザリンか…」
「主人がスリザリンにならない限り煙たがれるだろうしな。」
「やっかいだなー。」
「貴様もたいして変わらんだろう。」
「まぁな。・・・どうにかなるさ。」
「ダンブルドアが言ったことを覚えているか?」
「より一足先にホグワーツ、だろ?」
「それと、部屋を与えるから外出するな。だ。」
「あーそうだった。」
「貴様の尻拭いだけは勘弁だからな。」
「お前もな。」
それは出発前夜。 使い魔達の会話。
8話目です。
二章に入る前のワンクッション。